岡山市は、中消防署(仮称)旭東出張所を中区倉田518の1300平方bに移転新築する。7月上旬にも建物(総合・構造・設備)や敷地造成(擁壁)、周辺外構、用水橋架他の実施設計を一括で委託する。2019年度の工事発注、20年度の供用開始を予定している。
規模は鉄骨造2階建て延べ約800平方b。1階が車両駐車場と事務室、出動準備室。中2階が倉庫。2階が厨房(ちゅうぼう)兼食堂・待機室、仮眠室、会議室。塔屋部分は太陽光発電設備、受変電設備、自家用発電設備など。また、外構は敷地周辺の用水に3カ所の橋梁を架設(うち、消防車両が通過する2橋は20d過重とする)する他、ホース乾燥塔、出庫灯、LPG庫、ごみ置き場を設置する。出庫灯の位置は幹線道路から見やすい位置を検討する。
移転新築は、増加する救急需要と多様化する各種災害に的確に対応するため、消防力のバランスに配慮した措置。
なお、中区赤坂本町11ノ44にある現在の旭東出張所の活用方法などは未定。
「提供:建通新聞社」