一般廃棄物の広域処理で中間処理施設の早期整備を目指し、基本計画の取りまとめを進めている徳島市は、7月下旬から市民会議を順次開催する考え。市民会議は6回ほど開く予定で、同会議の意見などを参考にしながら早期の基本計画の策定を目指していく。
会議は12人以内の委員で構成(一般市民から若干名を7月5日まで公募中)。基本計画の策定に当たり、環境と安全に配慮した施設の整備について意見を求めることにしている。
事業は一般廃棄物の広域処理で飯谷町枇杷ノ久保地内に熱回収施設とリサイクルセンターの整備を計画しているもの。計画には5市町(小松島市、勝浦町、石井町、松茂町、北島町)が参加。これまでに徳島市が事務委託を受けて基本計画の基になる基本的事項の取りまとめを行い、5月下旬から関係市で地元市民向けの説明会を開催していた。
概算事業費は444・6億円(10%税込み)。施設規模については熱回収施設が日量最大396d、リサイクルセンターは日量70dを見込む。熱回収施設の処理方式・系列数は、ストーカ式・系列数3炉とし、灰溶融設備は付設せず、バイオガス化施設の導入は当面見合わせる。また、新施設から発生するプラント排水は再利用(無放流)する計画。
提供:建通新聞社