大和ハウス工業金沢支社(金沢市)が同市香林坊1丁目で新たなホテル開発を計画しているもようだ。場所は仙石通りを挟んで広坂合同庁舎や中央公園の反対側にある立体駐車場と歯科医院跡地。現在、既設建物の解体工事が進められており、今後、計画が具体化されるものとみられる。
ホテルの立地条件としては国道157号(百万石通り)から一本奥に入った格好だが、金沢城公園や尾山神社といった観光スポットが徒歩圏で、香林坊大和などの大型商業施設も至近距離と都心部のど真ん中といえる。現在、「金沢市香林坊1丁目既存建物・パーキング解体工事」として、大山商店が解体を進めており、8月末の完了を予定している。
大和ハウスグループは金沢市内で積極的にホテル開発を進めている。同金沢支社が「片町2丁目土地利用計画」(S造12階建て延べ7587・28平方メートル/2019年7月完成予定)をはじめ、大和情報サービス(東京)が「広岡1丁目土地利用計画」(S造6階建て延べ延べ1688・34平方メートル/11月完成予定)、このほか、上堤町では旧興能ビルを改修中の「ファーストキャビン金沢百万石通」(8月開業予定)、南町でも長期滞在型ホテル「東急ステイ」を計画し、既設ビルの解体工事に着手するなど、金沢ブームを取り込む構えだ。