北陸建設界の担い手確保・育成推進協議会の新潟県部会(部会長・帆苅晃也北陸地方整備局環境調整官)が15日、北陸地方整備局で開かれ、18年度の取り組みについて意見を交わした。
冒頭、あいさつに立った帆苅部会長は「新たな形の企業セミナーの実施や、就職状況に関するデータの集積・分析に関する議論を行う。産学官が一体となって様々な情報を共有し、連携を強化することで、若者に建設界が持つ誇り、頼もしさ、楽しさをしっかり伝えていきたい」と述べた。
最初に、「H30合同企業セミナー(仮称)」について意見を交わした。17年度、けんせつフェア北陸で実施した合同企業セミナーが好評だったことから、18年度は新潟県が11月に行う「Made in 新潟新技術展示・発表会」に合わせ実施する。委員の業界団体と学校はともに参加に前向きな姿勢を示したが、内容については意見が分かれた。業界PRと企業PRのどちらを行うかや、大学生と高校生では視点が違うこと、仕事内容をイメージしやすい業種とそうでない業種などの委員の声を踏まえ、学校のニーズに沿って調整していくことを確認した。
新潟労働局による情報提供では、有給休暇取得率が高い企業ほど新規学卒者の定着率が上がるデータを示し、労働環境の改善を促した。