富山県土木部営繕課は、県立中央農業高等学校寄宿舎改築の実施設計業務を、三四五建築研究所に委託し進めている。10月末に完了させる。
建設規模は、寄宿舎集約棟がS造4階建て延べ2220平方メートル以下、渡り廊下がS造平屋建て。定員は152人で、舎室40室、舎監室2室、談話室、集会室、物干し室、相談室、倉庫兼作業部屋、トイレを設ける。寄宿舎「豊心寮」は、1〜5号棟(定員288人)、管理棟、食堂棟の7棟で構成。このうち老朽化が著しい1〜3号棟の3棟を解体し、2号棟跡地に集約棟を建設する。
今年度は第2四半期に浄化槽更新、第3四半期に2号棟解体の工事を発注。当初予算に1億9801万4000円を計上した。集約棟完成後の20年度に1・3号棟を取り壊す。全体の概算工事費は約7億6500万円。
富山市東福沢地内の中央農業高は、県下唯一の農業科単独の全日制専門高校で、生物生産、園芸デザイン、バイオ技術の3学科からなる。敷地面積約36万平方メートル。