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建通新聞社四国
2018/06/15

【香川】多度津町 基本・実施設計者選定にプロポ採用

多度津町は、新庁舎建設に伴う基本・実施設計者の選定にプロポーザル方式を採用する。順調なら7月に応募要領などを公告する意向で、公募型とするかどうかを今後検討して決める。
 町は新企画設計(松山市)に委託し、庁内一般職員による作業部会で協議した意見も織り込んだ基本計画の素案を、6月11日の町議会総務教育常任委員会に提出した。同委員会での意見を踏まえ一部修正した素案を基に、早ければ6月中にパブリックコメントを実施する。
 その後、7月にもプロポーザルの要領を公告し、審査を経て9月に設計者を決定、設計作業を2019年9月末までにまとめる計画だ。
 基本計画では新庁舎完成までの作業スケジュール、庁舎棟の配置・各階に設ける部署のイメージの他、町民が交流できる多目的スペース機能、災害対策本部機能、ユニバーサルデザイン、免震または耐震構造の採用、省エネルギーなど環境に配慮した機能の導入に関わる検討を行っている。
 1970年10月に完成し老朽化が進む現庁舎(鉄筋コンクリート造5階建て延べ約3800平方b)は津波浸水想定区域内にある。このため、JR多度津駅の東側にある町有地(パーク・アンド・ライド駐車場の北側)に新庁舎の建設を計画している。
 同町は建て替えの財源に緊急防災・減災事業債を用い、20年度ごろの完成を想定している。

提供:建通新聞社