建通新聞社
2018/06/14
【大阪】大阪府・市の平均落札率(工事)
大阪府と大阪市の2017年度の工事入札における平均落札率が、本紙調査で明らかになった。全体落札率は、府が88・5%(対前年度比0・4ポイント増)、市が90・8%(同0・9ポイント増)でそれぞれ上昇し、市では過去5年間で初めての90%越えとなった。5年前の落札率と比べても、府は1ポイント上昇し、市では5・1ポイントと大きく上昇した。
建築工事の落札率は、府が90・7%(対前年度比0・3ポイント減)、市が90・6%(同0・3ポイント増)。土木工事では、府が89・6%(同0・5ポイント増)、市が90・5%(同1・8ポイント増)といずれも上昇した。
全体落札率の5年間の平均値は、府が88%、市が89・1%。府は平均値の0・6ポイント以内で増減を繰り返し、市では微増ながら上昇する傾向にあった。
また、17年度の建設工事の件数を見ると、府が1067件で対前年度比30件の減となった一方、市は1208件で、前年度と比べて12件の微増となった。5年前と比較すると、府で245件、市で57件の大幅減となった。