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北陸工業新聞社
2018/06/14

【福井】最新の技術トレンド学ぶ/北陸電力福井支店省エネセミナー開く/約50人聴講 

 北陸電力福井支店が主催する恒例の「省エネルギーセミナー」は12日開催され、製造業や繊維業の経営層を中心とした約50人が熱心に聴講し、節電に対する新しい考え方から具体的な手法などについて理解を深めた。福井市宝永3丁目の県国際交流会館で。
 講演は、まず省エネルギーセンターの鈴木伸隆総括主幹が経営に貢献する省エネとその推進に資する最近・最新の技術トレンドについて紹介した。省エネ法の全体像から工場など現場では責任者と実務担当者間の意思疎通を円滑に図り、人材には収集データを分析し生かす能力が強く求められる状況を指摘。改正省エネ法には補助金や税制措置など有効な支援策の活用を呼び掛けた。
 続いて工場の廃熱を活用した省エネ・省コストは、日本エレクトロヒートセンターの井上和茂業務部長が解説。廃熱は圧縮技術により昇温が十分可能で産業加熱用のヒートポンプの開発が進展し大きな可能性が広がってきた状況を紹介した。
 仮想発電所(VPP)の概要と需要家の役割についてはアズビルの小澤浩環境マーケティング部長が蓄電池や蓄熱槽、蓄熱システムによるエネルギーサービスの最新動向など技術トレンドを分かりやすく紹介した。各講師は、会場の率直な質問にも丁寧に応じた。

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