横浜市中区小港町2丁目にある国有地約1・5fが、横浜インターナショナルスクール(YIS)のキャンパス移転改築用地として売却される。財務省関東財務局の付属機関「国有財産関東地方審議会」(会長・上條正仁埼玉りそな銀行シニアアドバイザー)が6月12日の会合で、YISに時価で売り払う同局の処分方針を認める答申を出した。YISは2018年度末までに土地を取得し、19年度の設計を経て20年度に施設の工事をスタート。21年7月に新キャンパスをオープンさせる予定だ。
YISに売却される国有地は横浜市中区小港町2ノ100ノ1の更地1万4685平方b。1946年に連合軍に接収され、横浜海浜住宅地区の一部として使われた後、82年に米軍から返還された。商業施設「本牧FRONT」などに隣接している。
YISは老朽・狭隘(きょうあい)化が進む現キャンパス(横浜市中区山手町258)を移転改築するため、公募手続きを通じて関東財務局に取得要望書を提出。土地の北側に体育施設を含む校舎、南側にグラウンドを整備する計画だ=図。完成後に現キャンパスの土地を売却するという。
提供:建通新聞社