東北地方整備局は、同局秋田河川国道事務所が進めている国道7号下浜道路整備で、WTO案件となる「国道7号下浜地区舗装工事」を今月末にも公告する。概算工事規模は6億8,000万円から15億円で、工期は約13カ月。秋田河川国道事務所は今後、8月以降に道路改良など3件程度を発注したい考え。
下浜道路は、秋田市の秋田南バイパス起点から由利本荘市との境界に至る延長6,200mのバイパス区間で、平成31年度の供用開始を目指し道路改良工事などが進められている。
今回、WTO案件として発注される下浜地区舗装工事は、区間内の中間部付近をコンクリート舗装で施工するもの。26,000uのコンクリート舗装工、26,000uのアスファルト舗装工、道路付属施設工、排水構造物工を実施する予定。
また、今年4月に公表された工事の発注見通しには、秋田河川国道事務所からの発注で「下浜地区道路改良工事」(概算1〜2億円)、「羽川地区道路舗装工事」(同8,000万円〜1億2,000万円)、「桂根地区道路舗装工事」(同)の3件が盛り込まれている。
このうち、下浜地区道路改良工事は下浜工業団地付近を施工するもので、20,000㎥の掘削工、18,000㎥の盛土工、15,000uの法面工のほか、排水構造物工や延長6,000mの通信管路工などを予定。
羽川地区道路舗装工事では起点側の11,000uを、桂根地区道路舗装工事では終点側の11,000uをそれぞれ施工する計画となっている。
提供:秋田建設工業新聞社