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　ウエキグミ（本社・越前市府中３丁目、上木雅晴代表取締役社長）は、ことし創業１００周年を迎え、これを記念し県と越前市に対して各１０００万円を寄付した。
　１２日午後、上木社長と専務、常務、吉田管理本部長の計４人が県庁知事応接室を訪れ、社長から県政の発展を願って西川一誠知事に寄付目録を手渡しし、知事からは感謝状が贈呈された。知事は感謝とねぎらいの気持ちを込めて「１５０年、２００年と会社が継承され益々の発展を」などと述べ、今後いっそうの社業邁進に期待した。このあと懇談し、１００年の歩みを振り返った。
　また、この日午前、上木社長らは越前市役所も訪ね、奈良俊幸市長に等しく市政発展へと１０００万円を寄贈した。奈良市長は感謝の気持ちを添え「創業者の精神や理念を継いでいくことは大切でとても素晴らしい。そのエッセンスを伝えてほしい」と他の模範的な活躍に期待。北陸新幹線の南越駅周辺整備を取り上げ「その実現には建設業の皆様はなくてはならない存在」と強調して一層の活躍にエールを送った。上木社長は社歴をひも解きつつ「原点は出入りの大工だった。普段の補修なども怠りなく続けながら増築の際にはまたお声をかけてもらってきた」などと地道な歩みを紹介。今後も企業理念の「より良く、より安く、より早く、より安全に創意研築する」としている。