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　竜王町は、同町総合庁舎（同町小口3）の耐震補強設計業務委託に向けて準備を進めている。今年度当初予算に、同設計業務を含む事業費1187万円を計上した。事業名は「総合庁舎維持修繕事業」。当初の事業内容では、庁舎の耐震補強設計業務とあわせて老朽化に伴う施設の劣化状況の調査業務委託をまとめて発注する計画だったが、現在の協議において、設計業務と調査業務をそれぞれ分離発注する案とともに、同設計（調査）業務委託に係るスケジュールや入札方式などを検討中。近く決定し、7月頃までに入札の予定。
　竜王町総合庁舎は、昭和57年に竣工。設計は建築事務所ＮＰＯ、施工は熊谷組（大阪支店）（業者名はいずれも事業当時のまま記載）。建物の概要は、▽本館＝ＲＣ造3階建、延4253・84平方�b▽別館＝ＲＣ造2階建、延946・55平方�b。
　築後30年以上が経過し、施設の老朽化が進む中、耐震基準が現在の新基準に適合していない可能性があるため調査を実施。耐震補強が必要との結果から、このたび耐震補強工事に向けて設計業務を委託する運びとなった。今回の耐震化にあわせて、町は老朽化に伴う施設の修繕も視野に事業を進める。
　耐震診断の調査および耐震補強に関する計画の素案作成業務を担当したのは込山建築設計事務所（近江八幡市）。

提供：滋賀産業新聞