トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2018/06/12

【石川】金沢市議会6月定例会/新竪町小と菊川町小を統合/山野市長が表明、新校舎建設へ 

 金沢市議会6月定例月議会は11日開会し、山野之義市長が提出議案の説明を行い、学校規模の適正化に向け、新竪町小学校と菊川町小学校、犀川小学校と東浅川小学校を統合する方針を明らかにした。新竪町小と菊川町小の統合では、暫定校舎(仮設)を設置後、新校舎の建設を予定している。
 山野市長は4校の統合について、「各校下の基本的な了承を得ることができたので、それぞれの小学校の来年4月の統合を目指し、準備を進めたい」と説明。12日に各校下と正式に同意書を交わした後、統合小校舎の整備にかかる経費を盛り込んだ補正予算案を追加上程するとした。
 市教委は統合小の校舎整備について、新竪町小と菊川町小は新竪町小のグラウンドに暫定の仮設校舎を設置し、菊川町小の敷地に新校舎を建設。犀川小と東浅川小は犀川小の校舎を改修し、統合小の校舎として活用するとしている。
 新竪町小と菊川町小の統合では、両校の現校舎建物が耐震基準を満たしていないことから建て替える。敷地面積はともに約9000平方メートルで、菊川町小の方が通学区域の中心にあるため、統合小校舎を整備する。新校舎は遅くても22年度中には供用開始したい考え。

近く権利変換認可/駅武蔵南地区再開発事業/解体着手へ

 山野市長は提案説明の中で、安江町地内で計画される金沢駅武蔵南地区市街地再開発事業(組合施行)について、近く組合が県から権利変換計画の認可を受け、既存建物の解体工事に着手する見通しであることを明らかにした。
 再開発事業の対象エリアは安江町地内約0・5ヘクタール。再開発ビルは約120戸の分譲マンションと入居者用のタワーパーキング(立体駐車場)、権利者らの商業店舗が入る複合施設で計画される。
 建設規模は延べ床面積約1万8500平方メートルで、分譲マンションが地上18階建て、商業施設が地上2階建て。分譲マンションは「ライオンズマンション」を手掛ける事業協力者の大京(東京)が提供する。
 実施設計はアール・アイ・エーが担当。今後のスケジュールでは、既存建物の解体後に埋蔵文化財の調査に着手。再開発ビルは今年度中の着工を予定し、20年秋の完成を目指している。

来年4月オープンへ/城北運動公園屋内広場

 山野市長は、城北市民運動公園内で建設工事が進む屋内交流広場について、来年4月のオープンを目指し準備を進める方針を明らかにした。
 同広場は金沢プールに併設。建設規模はS造3階建て延べ約2900平方メートルで、多目的広場や複合型子どもアスレチック遊具などを設置。市は近く指定管理者の選定に着手する。

hokuriku