日本工業経済新聞社(茨城)
2018/06/11
【茨城】下妻市が防災無線設備に1・3億円/6月補正案を市議会へ上程
下妻市は菊池博市長の就任後初となる補正予算案などの議案を5月31日開会の市議会定例会に上程している。主なものではしもつま鯨工業団地のアクセス道路整備に総額5億7242万3000円を計上し、現道を12mに拡幅する計画。議会の承認を得た上で、順次着手していきたい考え。このほか防災行政無線デジタル設備整備に工事費1億3720万円、下妻中学校改築事業の新グラウンド整備に事業費1億2285万6000円を盛り込んでいる。(4面に補正案の主な内容を掲載)
しもつま鯨工業団地では、同団地から国道294号までの750mをアクセス道路として拡幅整備する計画。現道の拡幅とともに、排水路や側道を整備する。現在は用地取得などを推進しており、工業団地の整備とも調整しながら、順次着手していきたい考え。
6月補正には道路改良および舗装等工事費2億9344万円、側道の用地購入費1053万円、八間堀川橋梁改修工事負担金2億1338万5000円を設定している。
防災行政無線では、2018年度に操作卓についてデジタル化に対応した設備に更新するとともに、屋外子局を1基程度設置し、試験的に導入する予定。議決後、速やかに発注したい考えだ。
下妻中学校改築事業では、旧校舎の解体に伴い、跡地に新グラウンド(A約1万1000u)を整備する計画。議会の承認を得た上で、早ければ7月にも公告し、渇水期となる冬ごろにも着工したい考え。グラウンド工事費に1億2096万円、雑工事に60万円、監理業務委託費に129万600円などを配分している。
このほか水神橋の橋梁修繕工事に工事費1300万円、県畜産競争力強化対策整備に補助金1億9010万4000円、水道事業会計の送水管布設工事に実施設計委託料800万円などを計上している。
なお一般会計全体には11億977万3000円を追加。当初からの総額を167億4377万3000円とした。会期は13日まで。
補正予算案の主な内容は次のとおり。
【総務費】
◆財産管理
◇工事=116万円
◇東部中学校跡地進入路用地購入=168万3000円
◆賦課・固定資産税土地評価業務委託=1117万8000円
【民生費】
◆高齢対策・福祉センター工事=97万2000円
【農業費】
◆農業振興
◇経営体育成支援事業補助金(融資主体型)=588万7000円
◇いばらきの産地パワーアップ支援事業補助金=4732万5000円
◇農林航空防除事業補助金=180万円
◆畜産・県畜産競争力強化対策整備事業補助金=1億9010万4000円
◆土地改良
◇かんがい排水工事=62万7000円
◇今泉・中居指地区県営畑地帯総合整備事業(仮)負担金=50万円
◇渋田地区排水路整備事業負担金=179万円
◇原地区排水路整備事業負担金=144万円
◆農業用水障害対策・高道祖排水処理施設修繕工事=40万2000円
【土木費】
◆道路新設改良
◇道路改良および舗装等工事=2億9344万円
◇道路用地購入=1053万円
◇八間堀川橋梁改修工事負担金=2億1338万5000円
◆橋梁維持・橋梁修繕工事=1300万円
◆都市計画総務
◇スポーツ環境デザイン推進業務委託=1900万円
◇コミュニティーサイクル拡充支援業務委託=200万円
◆都市公園・ネイチャーセンター修繕工事=107万円
◆Waiwaiドームしもつま管理・健やかコミュニティーモデル地区育成事業補助金=100万円
◆住宅管理・市営陣屋住宅揚水ポンプ更新工事=151万2000円
【消防費】
◆防災・全国瞬時警報システム新型受信機導入工事=280万円
◆防災行政無線管理・防災行政無線デジタル設備整備工事=1億3720万円
【教育費】
◆下妻中学校改築
◇工事監理業務委託=129万600円
◇グラウンド整備工事=1億2096万円
◇雑工事=60万円
◆体育施設・柳原球場駐車場用地購入=529万2000円
【水道事業会計】
〔資本的支出〕
◆送水管布設工事実施設計業務委託=800万円