日本工業経済新聞社(山梨)
2018/06/11
【山梨】中部横断富沢〜六郷に328億 甲府河川国道の18年度事業
国土交通省関東地方整備局甲府河川国道事務所の本年度における道路事業は、中部横断自動車道富沢〜六郷間(18年度事業費328億円)をはじめ国道20号新山梨環状道路北部区間(同4億3200万円)、同大月バイパス(同26億400万円)などの改築を進める。
富沢〜六郷間では、楮根地区トンネル工、大島地区トンネル工、醍醐山トンネル舗装工など全線での進捗を図る。六郷インターチェンジ(IC)〜下部温泉早川IC間、およびトンネル工が順調に進めば南部IC〜富沢IC間の開通を目指して事業を進める。
新環状道路の北部区間は継続実施として、(仮称)広瀬IC〜(仮称)桜井IC間の道路設計、(仮称)牛句IC〜(仮称)宇津谷交3差点間の環境調査、用地買収、環境整備を行っていく。
大月バイパスも花咲地区の改良、函渠、第2トンネル工を引き続き推進。隣に新トンネルを整備する新笹子トンネル改修(同1億3500万円)は設計・用地調査を実施するとともに用地買収に着手する。
国道52号上石田改良(同1億3000万円)は上石田1丁目から寿町の一部区間での舗装工を、国道138号新屋拡幅(同1億5000万円)は設計を進めるとともに先行整備区間(富士見バイパス南交差点〜富士見公園前交差点)の用地買収を行う。
国道139号都留バイパス(同1億円)では、歩車分離と舗装の打換工を予定している。
なおここまで中部横断自動車道に関しては、柳島地区改良ほかその1とその2、身延六郷標識設置、塩之沢川仮橋設置ほか、新地沢川上部などの工事が、新山梨環状道路については、桜井高架橋詳細設計、桜井ICランプ橋その2詳細設計の業務が公告済みとなっている。
ほか交通安全事業および無電柱化事業の箇所・概要は次のとおり。掲載は◇事業名@18年度事業費A事業予定の順。
【交通安全事業】
◇国道20号四方津地区歩道整備@8400万円A用地買収、歩道設置工
◇同初狩地区歩道整備@1億3500万円A用地買収、歩道設置工
◇国道20号上阿原交差点改良@5700万円A交差点改良工
◇国道52号鰍沢地区歩道整備@6300万円A用地買収、歩道設置工
◇国道138号山中湖自転車歩行者道整備@6900万円A自転車歩行者道工
【無電柱化事業】
◇国道20号甲斐電線共同溝@2億300万円A本体工
◇国道139号富士北麓電線共同溝、富士北麓2電線共同溝@4億8800万円A本体工、引き込み管等設備工