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北陸工業新聞社
2018/06/09

【富山】年度内にテナント決定/あいの風鉄道高架下開発/知事へ計画報告 

 あいの風とやま鉄道(日吉敏幸社長)は、富山駅高架下開発で富山ターミナルビル(金澤芳信社長)と開発基本協定を締結した。年度内にテナント店舗を決定する。
 2エリアを土地貸付方式により一括で開発。とやマルシェ北側の東エリア1346平方メートルは、富山の魅力ある食材を提供する飲食ゾーンと位置づける。店舗面積890平方メートル(6店舗)程度。路面電車軌道西側の西エリア874平方メートルは、ファーストフードやカフェなど地元客・観光客が立ち寄りやすい店舗とし、駅待合スペースの機能を集約する。店舗面積500平方メートル(4店舗)程度。年度内にテナントを決め、20年中に開業する。
 駅舎中央部の中央エリア194平方メートルは、あいの風鉄道が構内営業方式で開発。7月に指名型プロポで提案を募集し、秋に決定。20年度前半の開業を目指す。
 両社は8日、県庁に石井隆一知事を訪ね、計画内容を報告した。日吉社長は「連携して高架下開発に取り組み、利便性が高い店舗構成とする」、金澤社長は「マリエとやまを含めた駅周辺を一体的に運営することで、県民に愛される施設をつくっていく」と説明。石井知事は「富山の強み、特色を生かしたスペースとしてほしい」と答えた。

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