18年第3回石川県議会定例会は8日、本会議を再開し、一般質問に冨瀬永(未来石川)、車幸弘(自民)、安居知世(同)、佐藤正幸(共産)、橋本崇史(自民)、山口彦衛(同)の6氏が順に登壇した。
建設業における人手不足対策の現状と、今後の取り組みについて、板屋英治土木部長は「建設業は他の産業に比べて高齢化が進み、持続的な成長を果たすためには若者の入職や、定着の促進が喫緊の課題」と述べた。
県土木部では教育委員会と連携し、建設業関係団体とともに工業系、普通高校にも出向き、進路選択を控えた高校生に建設業の仕事の魅力、やりがいを伝え、魅力を肌で感じ取ってもらうため、夏休みに現場見学会を実施していることや、県発注工事におけるICT建機の導入などをモデル工事として積極的に推進していることを説明。板屋部長は「今後ともより多くの若者が夢と希望を抱いて入職し、活躍できるよう建設業関係団体と連携して建設業への理解促進と魅力ある職場環境の整備にしっかりと取り組んでいく」と強調した。
手取キャニオンロード(自転車道)のうち、未整備だった鶴来地区の旧加賀一の宮駅周辺について、板屋部長は「残る鳥越側の460メートルは現在実施している埋蔵文化財の調査が完了次第、工事を進め、今秋の完成供用を予定する」と答えた。