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建設経済新聞社
2018/06/08

【京都】新庁舎の基本設計まとまる 合計延4978u、町のシンボルに

 宇治田原町は7日、新庁舎の建物の構造や配置、各階の基本的なレイアウト、機能や設備等をまとめた新庁舎建設基本設計を策定したと発表した。
 庁舎はS造3階建、延4004・32u(建築面積1961・96u)、保健センター・地域子育て支援センターはW造平屋建、589・86u(建築面積589・86u)、公用車車庫・倉庫はS造平屋建、308・67u(建築面積308・67u)、駐輪場は(既製品・アルミ形材)平屋建、延40・80u(建築面積20・40u)、ゴミ置場は(既製品・アルミ形材)平屋建、延35・00u(建築面積35・00u)で、合計延4978・65u(合計建築面積2915・89u)。庁舎の1階に住民サービス窓口を集約。2階に庁議室、町長室、執務室、教育委員会、3階に本会議場や議会関係諸室を配置する。
 耐震構造を採用。隣接地に計画の都市公園(防災公園)と連携しながら、防災拠点としての機能を維持する。非常用発電機の稼働に必要な燃料を備蓄するオイルタンク、災害時にトイレ利用ができるようピット部分に汚水貯留槽を備える。建物はユニバーサルデザインとし、府内産木材を積極的に利用する。
 庁舎の基礎は杭基礎とする。保健センター・地域子育て支援センターは地盤置換工法や不同沈下を抑制するために建物下部に浅層地盤改良を行うなど最も適した工法の採用を検討する。
 空調方式は冷媒方式で、ランニングコストに配慮した空冷ヒートポンプを採用する。4kw以上の太陽光発電設備を設ける。
 計画地は町道南北線と都市計画道路宇治田原山手線の角地で、宇治田原町立川坂口外の敷地1万4887・79u。用途地域は工業地域(指定建ぺい率60%、指定容積率200%)。
 設計は内藤建築事務所(京都市左京区)。