建通新聞社
2018/06/07
【大阪】彩都中部と東部を結ぶ佐保橋梁を新設へ
大阪府は、主要地方道茨木摂津線の整備事業で、茨木市の国際文化公園都市・彩都内に、道路橋「佐保橋梁」(仮称)を新規で整備する計画だ。今後、彩都東部地区ではまちづくりが予定されており、同橋梁は彩都内の東部地区と中部地区を結ぶ主要道路となる。早ければ2019年度に測量・設計、用地買収などに着手する予定だ。
整備延長は約400b、幅員は約26b。車道は4車線(3・25b×4車線、路肩0・5b×2)で整備。また、幅2・5bの自転車道と幅2・5bの歩道を道路両側に設置する他、幅1bの中央帯を設ける。
全体事業費は約77億円を見込む。内訳は、調査費が約1億円、用地費が約2億円、工事費が約74億円。工事費の内訳は、仮設工が約5000万円、橋梁下部工が約19億5000万円、橋梁上部工が約54億円となっている。
スケジュールは、19〜20年度に測量・設計、用地買収などを進め、21年度に工事に着手。彩都東部地区のまちづくりの進捗状況によるが、23年度の完成を目指す。
茨木摂津線は、摂津市と茨木市北部を結ぶ幹線道路。区間内にある彩都では、04年に西部地区、15年に中部地区がまちびらきを開始している。同橋梁が完成すれば、彩都東部地区と中部地区を結ぶ主要道路となる他、新名神高速道路へのアクセスが向上するなどの効果が期待されている。