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日刊建設工業新聞
2018/06/08

【鳥取】県6月補正案77・8億円/国認証増の公共事業など

 県は7日、国認証増に伴う公共事業などを盛り込んだ6月補正案77億8100万円を固めた。補正後の2018年度一般会計予算総額は3464億1800万円。14日開会の6月定例県議会(〜7月5日まで)に提出する。
 公共事業は国からの事業採択を受けて、56億8400万円を県の当初予算に上積みする。補助事業は道路や砂防、街路、農業農村整備など54億4300万円、直轄事業は大山山系砂防など9600万円、単県事業は道路の1億4300万円。
 24年度の開館を目指す県立美術館整備には2200万円(〜19年債務負担行為1900万円)を補正。PFIの事業者選定に向けてアドバイザリー(業務支援)業務を専門コンサルに委託する。
 中部地震復興支援では、商店街振興組合とチュウブが倉吉市内の旧ナショナル会館跡地で8月から建設する賑わい施設、仮称「暮らし美(くらしよし)コート」(総事業費3億0900万円)に2000万円を補助する。
 農林水産業の振興策は、国から林業成長産業化地域に選定された日南町の中央中国山地地域と千代川流域の2地区の森林整備をはじめ、林業振興事業を支援する。補正額1億0600万円。
 また、畜産クラスター施設には10億2900万円を追加。中西部地区の牛舎施設整備を継続し、今年度内に完成させる。
 そのほか県立鹿野かちみ園の民間譲渡を前に、敷地内の体育館を解体撤去する設計と工事費に3000万円。土地調査測量登記に690万円を見込み、それぞれ計上した。

日刊建設工業新聞