日本工業経済新聞社(茨城)
2018/06/07
【茨城】北茨城市が磯原中設計プロポ/校舎・体育館延べ6700u
北茨城市は6日、磯原中学校新築工事の基本・実施設計業務を公募型プロポーザルで公告した。現校舎の老朽化が著しいため近隣地に新たな学校施設を建設するもので、校舎や体育館などを含む計画延べ床面積は6700u。既存施設解体などを含んだ総工事費は25億6200万円を試算。2019年9月に入札を行い、12月から本体工事に着手する考えだ。
現在の磯原中学校は建築から50年を経過しており老朽化が顕著である。また既存敷地で増築を繰り返した結果、手詰まりで校庭も狭あいであり、現地での建て替えが困難な状況にある。生徒の学習活動への影響を避けるためにも、近隣への移転建設を行うこととした。
建設地は現校舎の北西に位置する、県道北茨城インター線沿いの約3万6000uの敷地。
施設の計画規模は校舎が4750u、体育館が1250u、武道場(柔剣道場)が500u、部室・倉庫などが200u。主要構造は自由(混構造可)。
設計の参加資格は建築設計事務所2者で構成するJVで、代表構成員が08年度以降に同規模(延べ約5000u)の小中学校の新築や増改築工事の設計業務を元請で実施した実績があること。代表以外の構成員は県内に本店または主たる営業所があることなど。またいずれの構成員も一級建築士事務所の登録を受けていることが必要。
参加表明書の提出期限は6月19日。技術提案書の提出は7月2日〜18日まで受け付ける。8月2日に1次審査を行い、同月下旬の2次審査を経て審査結果を公表する予定。提案上限額は9242万円(税込み)。履行期限は19年3月30日まで。
想定する工事スケジュールは19年6〜9月に造成工事を実施。同年9月に工事入札手続きを行い、12月議会での承認を経て同月下旬に着工。21年2月までに校舎、体育館、柔剣道場、附帯建物を建設する。その後21年6月から22年3月にかけて2期工事を実施。外構工事および既存施設の解体を行う。