鹿屋市は、2018年度6月補正予算案を発表した。一般会計は25億9800万円を追加、累計総額504億6100万円(前年同期比1%増)となる。当初予算が骨格編成だったことを受け、新規や大型事業に関する費用を予算化。7月で設計を終える鹿屋女子高の校舎改築には7億7170万円の工事請負費を計上した。今後、工区割りなども含めて発注時期の検討に入る。このほか、鹿屋東中の校舎増設設計、串良中の校舎大規模改造も進める計画だ。
鹿屋女子高の校舎改築は、福満設計・新留建築設計事務所・伊野設計・川原建築事務所JVが基本・実施設計を担当。メーンとなる管理教室棟(計画規模RC造4階建約6000u)などの建設に着手するほか、プールや武道館の解体も進める。総事業費は約20億円。20年4月の供用開始を目指す。
中学校建設費に充てた工事請負費は3億2877万円。鹿屋東中の校舎増設は20年度までの3カ年で計画し、18年度は実施設計と地質調査、19〜20年度で本体工を行う。串良中の校舎大規模改造は18〜19年度で本体工(設計=遊心設計)を進める。
国体関連では串良平和アリーナの照明や床改修に関する工事請負費(約6900万円)を計上。また、子育て支援施設は、保育所等3施設(2億5360万円)と放課後児童クラブ2施設(4089万円)の補助金を盛り込んだ。
道路・排水路事業(4億2939万円)は、寿光同寺線(1期)や芝原下1号線、岡村矢柄堀線、古里中線などで改良等を行うほか、王子雨水幹線、西原今坂線などの排水路事業も推進。都市計画決定業務(同1269万円)は、用途地域や長期未着手都市計画道路(13路線)の見直し方針を策定する。