鹿児島市医師会病院は、高度急性期から回復期(地域包括ケア病棟)への対応など、地域においての役割を見直し、2019年度を目標に建物老朽化によるリニューアル、移転、新築等の検討に入る。許可病床数は255床から204床に減床し効率性向上を目指す。今後を担うべき役割等の方向性を示す「公的医療機関等2025プラン」を地域医療構想調整会議に報告した。
同病院は、鹿児島市鴨池新町7−1に1984年開設。2015年に新館(7階建て)を増築し、旧館(約1万3600u)と合わせて全体の総面積は約1万8000u。病床数は255床となっている。
プランによると、急性期(ICU)8床、急性期(7:1)123床(41床減)、回復期(地域包括ケア)46床(6床減)、緩和ケア27床(4床減)の計204床を想定。18年度は地域医療構想調整会議における合意形成に向けた検討を進め、19年度から病床再編検討に入る。具体的な病床整備計画の策定は21年度を目標としている。
今後の方針では、高度急性期から回復期(地域包括ケア病棟)への対応や会員からの紹介受入・在宅療養後方支援、緩和ケアの充実としている。