鹿児島市は、鹿児島紡績所跡整備の基本・実施設計を新日本技術コンサルタントに委託し業務を進める。吉野町の旧鹿児島紡績所技師館(異人館)に新管理棟の建設を計画。2019年3月4日の期限で業務を進め、来年度にも着工する方針だ。
敷地内には、管理人室棟やトイレなど木造の建物があるが、洋風の外観にそぐわないことから、景観向上を目指しそれらの建物を解体・集約。新管理棟として約70〜100uの建物を整備する考え。今後の設計は、史跡にふさわしいものとするため専門家を交えながら進める。
国の重要文化財である同館(W造2階建約320u)は1867年に建てられ、敷地の一部は国の史跡に指定。また、2015年7月には世界文化遺産に登録されている。