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鹿児島建設新聞
2018/06/19

【鹿児島】南風病院本館建替え/昭和設計で基本構想 規模は最大1.5万u

南風 鹿児島共済会(貞方洋子理事長)は、南風病院本館の建て替えを計画している。現在、2019年1月をめどに新本館基本構想・基本設計を昭和設計で進めており、病院敷地内に新本館を新築したあと、現本館を解体する予定。建物規模は最大で1万5000uを想定し、将来の医療の考え方を見据えて計画を進めていく。20年秋ごろの着工を目指す。
 同病院は、鹿児島市長田町14−3で、敷地面積1万7701u。本館のほか、南館、新館、東館、透析館などで構成され、延べ床面積は2万1683uで、病床は338床。このうち、外来受付や検査機能のほか、病床からなる本館は7階建約1万uで、建設後約40年が経過。耐震改修促進法で1981年5月31日以前の旧耐震基準で建築された不特定かつ多数が利用する一定規模以上の建築物で、15年12月末までに耐震診断の結果報告が所管行政庁に義務付けられていた建築物だった。 同病院は、地域における今後を担うべき役割等の方向性を示す「公的医療機関等2025プラン」を地域医療構想調整会議に提示。その中では、病床のあり方について、現在(16年度病床機能報告)の高度急性期16床、急性期322床の合計338床を25年度も維持するが、地域包括ケア病棟、緩和ケア病棟など、病床が増える可能性もあるとしている。整備方針は、本館の建て替えて手術室機能の充実、外来機能の効率化を図る。
 今後のスケジュールでは、基本構想・基本設計を終えたあと、実施設計に入り、22年秋ごろの完成を目指す。現本館は新本館の完成後に解体計画してしている。

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