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鹿児島建設新聞
2018/06/12

【鹿児島】霧島観光ホテル耐震/来年1月にも着手補強、解体

霧島観光ホテル 霧島観光ホテル(川原剛社長)は、ホテル南館=写真=の耐震改修計画を固め、2019年1月の着手に向けて工事手順などの詳細の調整を進めている。建物規模はRC造6階建6018u。建物本体のおおむね西側半分を耐震補強、残る部分を解体する。調査・設計はジャスト(神奈川県横浜市)が担当している。
 所在地は、霧島市牧園町高千穂3885の国道223号沿い。現在の建物は、北館(客室40室など約3000u)、中央館(バンケットホールや展望浴場など約5000u)、南館の3棟からなり、総延べ床面積は約1万4000uで客室は125室。
 南館は、1階に露天風呂などがあるほか、2〜6階が客室(85室)で構成。建物中央部にエレベーターや非常階段があるため、その取り合いを考慮し補強部分と解体部分の区切りを決める。耐震補強は柱巻きで行う予定で、1フロアごとに工事を進め、完了したあとの19年9月ごろには解体に着手を予定している。最終的な工事完了の時期は現在のところ未定だが、客室は40〜45室になるもよう。将来的に解体した跡地には、新館を増築することを想定している。
 同ホテルは、170種類以上をそろえる焼酎セラーやペット同伴で宿泊できる専用客室を有する大きな魅力を持つリゾートホテル。南館は改正耐震改修促進法に伴い、1981年以前の旧耐震基準で、不特定多数が利用する大規模建築物の耐震診断が義務付けられていた施設。

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