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　南九州市は、新庁舎建設を計画している。３月に庁舎建設等市民検討委員会が市長に答申。それを受けて、市は６月にも庁内で準備委員会を立ち上げる予定で、今後の方向性を審議する。
　候補地は、知覧町郡にある知覧農業振興センター。提言書によると、同センターは建設に必要な敷地面積を確保でき、ほかの候補地より解体費が低く抑えられる。また、市の地理的中心付近に位置し、南薩縦貫道や県道27号が周辺に走っており交通アクセスも良く、市民の利便性が高いことから候補地として望ましいとした。
　このほか、現知覧庁舎跡地利用、頴娃や川辺の各支所の存続。遊休資産の処分などを行い財源を確保する。また、歴史や景観と調和した市のシンボルとなるような新庁舎を検討することなどを求めている。
　検討委で示された事業スケジュールでは、２０１９年度から建設規模やデザインなどの検討に入り23、24年度で基本計画や実施設計に着手。26年度に本体着工し、28年度の竣工を目指す。建物規模は７０００〜８０００�uで想定している。