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建通新聞社(中部)
2018/06/05

【岐阜】岐阜市の6月補正予算 市長選に伴う肉付けで37.9億追加

 岐阜市は、一般会計に37億9459万円を追加する6月補正予算案を公表した。企業会計は6億0620万円を追加した。市長選に伴う4月の骨格予算に今回肉付けする。主な事業としては、市民病院に重症患者の受け入れ体制を強化するため、新たに中央診療棟重症患者管理病床の増床整備設計費に3000万円を付けた。
 一般会計のうち、肉付け予算は16億7850万円で、企業会計は4720万円。肉付け予算を加味した一般会計の合計は2017年度当初予算より29億5850万円増の1579億0850万円。特別会計は69億3160万円減の1088億6550万円で、企業会計が12億3026万円増の505億3466万円となった。
 市民病院の重症患者管理病床は19年度に整備する計画で、内容としては重症患者管理病床を14床から34床に増床する。加えて、ハイケアユニット病床を20床増床し、既設集中治療室の機能強化で6床を改修する。
 この他、部局ごとの主なものを見ると、農林部は市場の再整備などの方針について検討していくため、中央卸売市場経営展望策定および整備手法検討に1720万円を付けた。
 まちづくり推進部では、旧加納町役場跡地を中山道沿道の景観形成や地域の活性化につながる拠点施設としていくための実施設計などの費用に1740万円を計上した。
 都市建設部では、市街地再開発事業の一環で岐阜駅前を活性化方策検討に1200万円を、岐阜ファミリーパークを総合スポーツ公園化するための検討業務に500万円を付けた。
 基盤整備部は市の中心部で無電柱化を推進するため、真砂町11丁目光明町3丁目線の工事と詳細設計など、蕪城町玉宮町線の詳細設計に6290万円を計上している。
 消防本部は、南消防署の移転に伴う旧庁舎解体などに2100万円を充て、消防団拠点整備事業で19年度までに整備を予定している本郷分団本部と長森南分団器具庫の設計に1538万円を付けた。
 教育委員会では、トイレ改修洋式便器設置事業で小中学校の洋式便器の設置がない箇所に1基ずつ設置するため3422万円を付けた。
 この他、建設関連の事業では交付金交通安全施設整備に1億1290万円、道路舗装整備に1億6000万円、道路橋梁維持補修に1億1010万円、交付金道路整備に4億7212万円。側溝整備に2億7900万円、交付金街路整備に2億1900万円、交付金公園整備に4億4956万円、下水処理施設の工事に4億6000万円を付けた。

提供:建通新聞社(2018/06/05)