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北陸工業新聞社
2018/06/06

【富山】児童が地図、測量を楽しく学ぶ/城端小で「測量の日」関連行事/地理院、県測協 

 国土地理院北陸地方測量部(岡庭直久部長)と富山県測量設計業協会(榮知之会長)は5日、南砺市立城端小学校で、地図教室・測量実習を開催した。国土交通省が定める毎年6月3日の「測量の日」の関連行事。
 この日は6年生67人が参加。開会に当たってのあいさつではまず、城端小学校の吉田茂校長が、「測量は、世の中でいろんな建物や道路を造る際に、ものすごく役に立つ仕事。私も大学生時代のアルバイトで測量を体験したが、今の測量はびっくりするほど変わっている。測量を経験できることは皆さんの将来の参考になる。体験できることを大事にし、今日は良い機会にしましょう」と話した。
 続いて、県測量設計業協会の金木春男副会長は、「今日はまず、地図の見方を学んでもらい、その後は外に出て、私たちが仕事で使っている測量機器で実際に体験してもらう。これから進学し、勉強する時に分かりやすくなると思う。楽しく体験し、勉強して下さい」と述べた。
 校舎内で開いた地図教室では、北陸地方測量部の久米恭司氏が講師を務めた。国土地理院の紹介や地図を作る時の約束ごと、地図記号の役割と種類などを説明したほか、学校周辺の移り変わりを地図で紹介。最後に、「地図の世界はとてもおもしろい。皆さんがもっと地図や測量に興味を持ってくれるとうれしい」と呼び掛けた。
 その後、グラウンドで行われた測量実習では5班に分かれ、歩測による距離測定、水準測量、トータルステーションでの距離測定、三角定規を使った木の高さの測定、GPSでの身長測定を経験。ドローンによる空中写真撮影も行われた。
 終了後、児童代表の戸田琉李華さんと、高田結仁さんがお礼の言葉を述べた。
 なお、測量実習では、呉西地区の協会員から上智、朝日コンサルタンツ、雄川コンサルタンツ、北建コンサル、建成コンサルタント、宏和、建設技研コンサルタンツ、エイ・テック、協和のほか、シーティーエスが指導に当たった。

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