福井市は羽生浄化センターの廃止に伴い、美山浄化センターの増設を計画している。22年度には羽生を廃止し、美山へと統合する方向で、それに間に合うよう増設を完了させる方針だ。18年度は基本設計に着手の構え。
美山浄化センター(小宇坂町第16号16番地1)は08年4月から処理開始(オキシデーションディッチ法、分流式)。現在の処理能力は400立方メートル/日(晴天時日最大)で、羽生の廃止および統合に伴い、処理能力を倍増させる計画だ。
美山は元々、羽生との統合を見据えて整備された処理場だが、増設にあたっては、反応タンクの土木部分をはじめ、各種処理設備の整備工事が必要になると見込まれているという。
市ではまず今年度は基本設計に取り掛かる方針で、業務に関しては、下水道事業団を通さず市が直接発注する見通しだ。