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日刊建設タイムズ社
2018/06/05

【千葉】図書館総研を特定/県教育庁/新県立図書館の基本計画/建設場所や機能など検討

 県教育庁は「新県立図書館施設整備基本計画策定支援業務委託」の最優秀提案者に図書館総合研究所(東京都文京区大塚3―1―1)を特定した。企画提案を募集していたもので、2件の応募があり、先月28日の選定委員会で候補者に選定された。新たな県立図書館の整備に向けて、施設の建設場所や機能、機能別の必要面積、施設構成、整備スケジュール等を検討する。委託期間は2019年3月29日まで。1500万円(消費税込み)を上限に契約する。
 図書館は、公文書館機能などを含んだ複合施設として整備する計画で、知識基盤社会における本県の「知の拠点」となる施設を目指す。
 主な業務内容は▽施設全体の基本的な考え方の整理及び事例調査▽有識者会議の進行方法等の検討と運営支援▽建設候補地の選定に係る調査・分析▽施設・設備に係る検討▽整備事業に係る検討▽基本計画案作成の支援、など。
 施設全体の基本的な考え方では、図書館機能、公文書館機能、博物館機能の収蔵機能を複合化することを仮定し、複合化に伴う利点や課題、スケジュール等を抽出したうえで、経費、行政の効率、県民の利便性などについて整理する。
 建設候補地については、@施設利用者の利便性A景観、敷地面積、形状、高低差、敷地の法的条件等B周辺地域への景観面・環境面の影響C関係機関との連携D整備スケジュールや事業費への影響を調査し、2〜3か所の候補地を選定する。
 施設・設備の検討では、必要諸室の面積や整備条件、配置計画、敷地利用計画などを検討する。
 一方、整備事業に係る検討では、全体スケジュールを検討し、概算事業費を算出するとともに、既存施設からの移転や開館準備にかかる課題について整理。併せて、民間活用の可能性の検討に係る基礎資料等を収集・作成する。
 同庁は昨年度で「県立図書館基本構想」をまとめた。基本構想では、現行の3館体制から1館に機能を集約したうえで、老朽化の進んだ中央図書館に替わる新たな図書館を整備することとした。
 なお、既存の中央図書館(千葉市中央区市場町11―1)は1968年の竣工。建物規模はプレストレスト・プレキャストコンクリート造一部RC造地下2階地上5階建て延べ6171・03u。設計は大高建築設計事務所が担当し、工事は戸田建設が施工した。k_times_comをフォローしましょう
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