日本工業経済新聞社(埼玉)
2018/05/29
【埼玉】埼玉中央生コン協同組合が通常総会と理事会
埼玉中央生コン協同組合(根岸俊介理事長)は24日、組合会議室で2018年度通常総会と理事会を開催し、事業計画など各議案を承認した。任期満了に伴う役員改選では根岸理事長(埼玉太平洋生コン梶jが再任。副理事長は小林智氏(クマコン熊谷梶j、張替幹雄氏(横山産業梶j、柳下正章氏(柳下生コン梶j、山崎正弘氏(日立コンクリート梶jの4人が再任したほか、新たに関根大介氏(大宮生コン梶jが選ばれた。
議案審議では前年度の事業報告や決算、本年度の事業計画や予算などを原案どおり可決。そのうち事業報告では、ことし7月から実施するスライド改定をはじめ、埼玉東部消防組合や伊奈町消防本部と消火用水搬送協力協定書を締結したことなどに触れた。
事業計画では、圏央道周辺の物流倉庫などの大型工事を見込んで出荷想定を135万立方メートル(前年実績比95・4%)としたことや、取り組むべき課題として、@運賃の高騰、骨材、セメントなど資材価格の値上げに対応し従業員待遇改善に資する事業収益を確保するための生コン価格是正の実現、A新スライドの定着、B工場集約化の促進―を盛り込んだ。
総会に続き開かれた理事会では、役員を改選。再任した根岸理事長は、関根睦己前理事長から受け継いだ2年間の実績を振り返った後、今後の取り組みについて「市況対策、スライド、合理化の3つを柱に事業を進めるとともに、組合への加入を促進したいと思います。また組合の将来を考え優秀な若手に参加を促します。着実に成果を出すよう執行部を中心に頑張ってまいります」と抱負を述べた。