日本工業経済新聞社(埼玉)
2018/05/31
【埼玉】埼電協が定時総会開催
埼玉県電業協会(岡村一巳会長)は25日、2018年度定時総会をさいたま市中央区のホテルブリランテ武蔵野で開き、任期満了に伴う役員改選で岡村会長の再選を決めた。岡村会長は「重層構造のこの業界でどうすれば各階層のワークライフバランスを取り、生産性を向上できるのか、一会員で答えを見付けることは難しいかもしれませんが、協会としてみんなで知恵を絞っていけば必ず答えはあるはずです」と2期目続投の今、問題となっている働き方改革について雇用環境の改善に向け抱負を述べた。
岡村会長は「私ども地域の建設業の一翼を担う協会として、社会への会員企業それぞれの役割といえば、雇用を守り、納税し、価値を創造することにあり、社会的合理性が大切です。働き方改革が叫ばれていますが総論では大賛成です。本年度、県は5回のハッピーサタデーを設け、現場休工日を推奨するようです。私たちもその考えに同調してまずは休んでみて、問題点を見付け修正し進化する。この繰り返しができればと思っています」とあいさつ。
引き続き共同購買事業において実績を上げた南部支部をたたえ、岡村会長から内山祥章支部長に報奨金が贈られた。
議事では17年度会務報告、収入・支出決算の承認、定款変更、役員改選について審議したほか、18年度事業計画、収入・支出予算などについて報告があり、全議案を原案どおり全会一致で可決・承認した。
このうち定款については幹部の世代交代を見据え、これまで3人以内であった副会長職を4人以内に変更した。
また事業計画に盛り込まれた主なものでは、昨年度から始めた『県内電気設備業の経営および従事者の実態等に関するアンケート調査』を継続。長期間雇用実態を把握することで環境の改善に生かす資料として運用。直近では6月7日、8日の2日間、熊本地震復興支援として同県の視察を予定。このほか各種技能講習、工業高等学校電気科授業での業界説明、企業対策セミナー、イノベーションセミナーなど幅広く事業を展開する方針。
総会終了後は懇親会を開催。中村一之県土整備部副部長、齊藤正明県議会議長、米原賢国土交通省関東地方整備局営繕部設備技術対策官など来賓多数が出席。優良従業員を表彰した後、田中裕二県都市整備部設備課長の発声で乾杯。歓談へと移り、新体制での門出を祝い和やかに親睦を深め合った。
新役員は次のとおり。(敬称略)
▽会長=岡村一巳(渇ェ村電機)
▽副会長=山口裕(鞄d成社)、熊田弘信(椛蜊L電気)〈東部支部長〉、古小収(相馬電業梶j、川合昭(埼玉電設梶j
▽常任理事=小林弥寿弘(熊谷電機梶j
▽理事=内山祥章(内山電設梶j〈南部支部長〉総務委員長、橋本幹男(葛エ本電工)企業対策委員長、市之P正靖(且s之P電設)〈西部支部長〉技術研究委員長、積田優(叶マ田電業社)〈さいたま支部長〉事故防止対策委員長、矢嶋博和(竃進電気)〈北部支部長〉広報委員長、佐野雄一朗(佐野電機梶j人材育成委員長、吉村光司(株ェ洲電業社)総務副委員長、箕輪栄治(ニチデン技術サービス梶j企業対策副委員長、山本和利(潟Cートラスト埼玉)技術研究副委員長
▽専務理事=荒川清江(事務局長)
▽監事=荻野勝治(鰍ィぎでん)、相馬宏彦(那須電機工業梶j