トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2018/06/02

【富山】担い手確保へ初の出前講座/測量設計業協会、工芸高校で/最新機器を体験 

 富山県測量設計業協会(榮知之会長)は1日、高岡市の県立高岡工芸高等学校で、出前講座を開催した。参加した生徒は、測量設計コンサルタントの仕事内容に理解を深めるとともに、実際の測量機器に触れ、最新の技術を学んだ。
 同協会では、担い手の確保・育成に関する広報活動を拡充することにしており、今回はその一環。協会単独で出前講座を開く取り組みは、今回が初めてとなる。
 出前講座は、土木環境科2年生の30名が対象で、計3回各回10名ずつが参加。今回が第1回目となる。
 まず、教室内で行われた講義では、同協会の金木春男副会長(上智代表取締役)が講師を務め、測量設計コンサルタント業務の仕事内容や役割、魅力などを分かりやすく紹介した。
 会場を屋外に移し、最新測量機器の実地体験も実施。▽3Dレーザスキャナ計測▽ドローン写真撮影による測量▽自動追尾トータルステーション▽電子レベル―をそれぞれ体感した。一行はその後教室へ戻り、この日に3Dレーザスキャナとドローン撮影で取得した測量データを処理。成果物の確認も行った。
 なお、今講座の開催に当たっては、呉西地区の協会員から上智、エイ・テック、雄川コンサルタンツ、日本海測量設計が協力。次回は22日に開き、最終回となる3回目は年内に開く予定だ。

hokuriku