建通新聞社
2018/06/04
【大阪】第1回播磨臨海地域道路連絡調整会議を開催
兵庫県、姫路市、明石市、加古川市、高砂市、播磨町と国土交通省近畿地方整備局による第1回播磨臨海地域道路連絡調整会議が、5月31日に同省姫路河川国道事務所で開かれた。今回は関係自治体などの意見・要望を聞くとともに、播磨臨海地域道路に必要な機能を確認し、今後開かれる兵庫県幹線道路協議会で機能の必要性を検討することを申し合わせた。
同連絡調整会議では、兵庫県県土整備部の多田欣也室長が議長に、姫路河川国道事務所の信田智所長が副議長に就任。
播磨臨海地域道路に必要な機能として、@産業交通に耐えうる速達性、定時性に優れた自動車専用道路ラダーネットワークA交通容量を拡大するための多車線道路B交通規制・通行止めリスクの低減に資するネットワーク代替性の強化―の3点について議論した。
また、関係する地域の意見として、姫路市は浜手緑地の活用を、高砂市はPCB盛立地に配慮を、加古川市は既存住宅区域などへの分断による影響が最小限になるよう配慮を、明石市は高い規格で渋滞解消に効果的なルート帯設定を、播磨町は住宅地分断がないルート設定などをそれぞれ要望した。
播磨臨海地域道路は、神戸市から播磨臨海地域を連絡し太子町へを結ぶ総延長50`の道路。このうち、第二神明〜広畑の約35`区間について2017年3月から計画段階評価を進めている。