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建通新聞社(神奈川)
2018/06/04

【神奈川】県 やまゆり園芹が谷園舎 民活導入へ助言業務

 神奈川県福祉子どもみらい局は、津久井やまゆり園芹が谷園舎整備への民活導入に向け、アドバイザリー業務を委託する。業務実施可能者の有無について確認手続きを進めており、受注希望者がいた場合は公募型プロポーザル方式による選定手続きに入る。2018年度はこの他、事業の実施方針を公表する方針だ。施設整備に当たっては設計施工一括方式を採用する考えで、19年度に事業者を決定する。供用開始は21年度の見込み。
 事業予定地は、横浜市港南区芹が谷2ノ1236ノ1他の敷地1万1437平方b。ここに、センター棟(約2100平方b)、居住棟1(約2300平方b)、居住棟2(約2300平方b)、渡り廊下(約700平方b)の施設を整備する計画。センターと居住棟はいずれも地上2階建てで、構造は未定としている。
 事業手法は、民間活力を活用した設計施工一括方式を想定。維持管理業務(修繕、保守点検)も含めて実施する考え。
 今回のアドバイザリー業務ではまず、関係法令などの調査を通じた前提条件の整理、施設整備計画案の作成を実施。その上で、要求水準書案や事業者選定基準案、事業実施方針案の作成、事業スケジュールの検討、概算事業費の算出などを行うことになる。契約予定期間は19年3月29日まで。
 同業務の実施可能者の有無については、7日まで受注希望を募るなどして確認する。結果通知は11日の予定。希望者がいなかった場合は、随意契約となる。
 今後の事業スケジュールは、18年度にアドバイザリー業務と、事業実施方針公表を予定。翌19年度は民間事業者の選定、事業契約の締結、施設設計着手を想定している。20〜21年度は施設の設計・施工期間などとなる。
 また、津久井やまゆり園のもう一方の施設、千木良園舎(相模原市緑区千木良476)については、奥野設計(横浜市中区)が施設の新築・改修に向けた設計業務を担当。居住棟3棟などの新築工事(総延べ床面積約5100平方b)と、管理棟などの改修工事(同約3400平方b)を計画している。
 19年度に工事着手し、21年度の供用開始を目指す。

提供:建通新聞社