近畿地方整備局滋賀国道事務所は、2018年度に取り組む国道の改築事業の計画概要を明らかにした。
それによると、8号野洲栗東バイパス(野洲市小篠原〜栗東市手原)に事業費52億円を投入して、土工区間工事のほか、高架橋や橋梁の設計を推進(5月29日1面に関連記事掲載)。8号米原バイパス(長浜市加田町〜彦根市佐和山町)については、「矢倉川高架橋」の下部工を引き続き進めるとともに、「彦根トンネル」着工に向けて軟弱地盤対策に取り組むとし計6億円を計上。
1号バイパス栗東水口道路(湖南市石部〜栗東市上砥山)では、栗東市小野から終点まで残る900b区間のうち、改良工事のほか、昨年度までに設計を取りまとめた三ツ池高架橋(L74・5b)の下部工2基を今後発注し進める予定。用地は92%取得済み(今年度事業費6億円)。
既設の161号の4車線化事業については、湖西道路(大津市真野〜坂本)で仰木の里地区で道路改良工事に取り組むとともに、昨年度に着手した大正寺川橋の下部工を引き続き進め、天神川橋(メタル5径間連続鈑桁橋)、雄琴川橋(PC5径間連続コンボ橋)の下部工にそれぞれ第2四半期から着手する。用地買収は全て完了している(今年度事業費8億円)。「小松拡幅」(高島市勝野〜大津市北小松)については、2工区のうち先に着手している14工区について、昨年度から引き続き北小松高架橋の橋脚工事を順次発注し進め、着工が待たれる「北小松トンネル」の工事着手に向けては軟弱地盤対策を行うとともにJR等の関係機関と協議する。白鬚神社付近で道路拡幅を行う13工区の事業化時期については未定。用地は90%取得済み(今年度事業費8億円)。
提供:滋賀産業新聞