新潟県土地改良建設業連絡協議会(市村稿会長)は29日、18年度通常総会を新潟市中央区で開催し、任期満了に伴う役員改選では市村会長を再任した。
議事では17年度事業報告および収支決算報告、18年度事業計画など4議案を原案通り承認。18年度事業計画によると、本県農業農村の発展のため、予算確保を図るとともに、土地改良建設業が健全に発展できるよう、地域貢献活動推進事業の実施、農業土木技術の研修および講習会の開催、県農地部や県土地改良関係団体との連携強化を図るほか、関係官庁と友好団体との情報交換を推進することを確認した。
再任された市村会長は設計労務単価の6年連続引上げなどを挙げ「受注環境は改善されつつあり、地域に信頼され続ける建設産業にならなければいけない」と強く呼び掛けた。また、担い手確保に触れ「働き方改革とも連動する。就労環境の改善に対応し、週休2日制など対処可能なところから業界を挙げて取り組んでいく」と力を込めた。
総会後には、坪谷満久県農地部技監が「新潟県の農業農村整備」をテーマに講演。農業農村整備事業の取組方向や、農地部の当初予算等の概要などを解説した。