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　舞鶴市は、赤れんが周辺等まちづくり事業の民間活力を導入するスキームについて、ＰＦＩ（ＲＯ）方式又は公共施設等運営事業方式（コンセッション方式）により実施することを検討している。
　同市は、市場調査・事業者ヒアリングとして、来場者アンケート、民間事業者ヒアリングなどのほか、事業への関心を持つ事業者に対し現地説明会と意見交換会を開催（２０１７年11月実施。参加企業７社）。また事業者の参加意向を確認し、事業条件を明確化するため情報提供依頼書を配布（ＲＦＩ（ＲｅｑｕｅｓｔＦｏｒＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ））（２０１７年12月中旬〜１月中旬実施。参加企業６社）。
　業務範囲及びＲＦＩ結果を踏まえて収支シミュレーションを実施しスキームを絞り込み。事業のスキームとして「Ｒ＋Ｏ方式（従来方式）」「ＲＯ方式」「ＰＦＩ（ＢＴＯ＋ＲＯ）」「公共施設等運営方式（コンセッション方式）」のいずれかを想定。民間事業者の意向をＲＦＩで確認したところ、Ｒ＋Ｏ方式（２社）、ＲＯ方式（２社）、ＰＦＩ（ＲＯ）方式（２社）という回答結果になった（重複回答あり）。
　現状整理、既存のまちづくり団体、ＤＭＯ等の関与方法、事業への反映方法等について検討（２０１８年１〜２月）。募集要項、要求水準書、評価基準等の素案を作成した（２０１８年２月）。
　事業者公募書類素案によると、ＰＦＩ（ＲＯ）方式又は公共施設等運営事業方式（コンセッション方式）により実施することを想定している。
　今後の進め方案によると、２０１８年度に公募資料作成、実施方針公表、２０１９年度に公募、競争的対話、事業者選定、契約協議、議決、２０２０年度に事業計画作成、工事・開業準備、２０２１年度に工事・開業準備、供用開始を予定。
　事業を進める上での課題として、�@重要文化財活用に向けた民間事業者の参入障壁の低減（民間事業者がより参入しやすい公募条件の詳細な検討、重要文化財の保存と活用のバランス検討等）�A地域との更なる連携（地元企業・団体との連携検討、交通事業者の誘致施策検討等）を挙げた。
　なお、赤れんが周辺等まちづくり事業民間活力導入調査業務、赤れんが周辺等まちづくり実施計画策定業務はＰｗＣアドバイザリー合同会社が担当。