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建通新聞社(東京)
2018/05/31

【東京】都 保木間第4AP建替、都計変更素案を作成

 東京都都市整備局は、都営保木間第4アパートの建て替えに先立ち都市計画変更素案の作成作業を始める。現在の一団地の住宅施設を廃止し、都計変更と景観ガイドラインの素案を作成するとともに、まちづくり構想素案と建て替えの基本計画案を見直す。6月15日開札の希望制指名競争入札を経て業務を委託し、年度内に取りまとめる。
 保木間第4アパート(足立区東保木間1ノ5、敷地面積約3・9f)は1966〜68年に建設した。既存の建物は鉄筋コンクリート造で22棟(管理戸数824戸)の構成。保育所や集会所、併存店舗なども配置している。完成から50年以上経過して老朽化し、設備や間取りが陳腐化しているため、段階的に既存建物を解体して保木間第4団地として建て替える計画。
 建て替えに当たり、現在の住宅に指定している一団地の住宅施設を廃止し、地区計画の策定など都市計画変更を行う。また、地区計画の策定に必要となるまちづくり構想を策定するとともに、景観ガイドラインを定める。
 今回委託する業務では、足立区などとの協議を踏まえ、16年度に作成した基本計画案を修正する。土地利用や住宅施設、公共公益施設の諸元、駐車場や住戸別の供給割合、事業スケジュール、供給処理施設を含めた施設配置や住棟の構成などを見直す。
 対象地区や周辺の状況、地区の課題などを踏まえ、まちづくり構想素案や地区計画素案、一団地の住宅施設の廃止素案も見直し、新たに素案をまとめる。足立区の条例に基づき、開発地区の区域や景観形成の目標・方針などを定めた景観ガイドラインの素案も作成する。

提供:建通新聞社