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　成田市企画政策課は、公募型プロポーザルを実施していた「吉倉地区周辺まちづくり基本調査業務委託」の第２次評価（プレゼンテーション）を今月22日に実施し、受注者に昭和（千葉支社・千葉市中央区新町１―17）を選定した。履行期間は２０１９年３月15日。提案金額の上限は１９９８万円（消費税込み）。同業務は、吉倉地区の鉄道構想駅周辺から国際医療福祉大学成田病院までの周辺区域を対象に、まちづくりの基本方針を明確にし、まちづくり基本構想を作成、実現方策を検討する。
　成田国際空港のさらなる機能強化や、市が目指す大学病院と連携した医療関連産業の集積等に伴う新たな開発需要や人口増加に対応していくため、成田都市計画マスタープランで掲げる吉倉地区の鉄道構想駅周辺から、畑ヶ田地区で建設が進む国際医療福祉大学成田病院までの周辺区域約１００haを対象に、都市機能や住環境などの基盤を新たに整備し、未来を見据えたまちづくりを戦略的に推進する。
　このため同業務では、同区域でのまちづくりの基本方針を明確にし、まちづくり基本構想を作成、実現方策を検討する。
　主な業務内容は▽調査地区の設定▽広域的条件調査▽現地調査▽実態調査▽市街地環境評価▽整備課題の設定と前提条件の整理▽計画テーマの設定▽まちづくり基本構想の作成▽実現方策の検討など。
　調査地区は、市の総合計画「ＮＡＲＩＴＡみらいプラン」、成田市都市計画マスタープランなどに掲げる土地利用方針及びまちづくりの理念と目標を踏まえて設定。
　基本構想の作成では、整備課題及び前提条件を踏まえ、市における将来構想を勘案し、市での同地区の位置づけを明確にしたうえで、将来のあるべき地区の空間イメージを盛り込んだ計画のテーマを設定。
　このテーマをもとに、�@基本方針�A地域の基本的構成�B人口計画�C住区計画�D土地利用計画�E交通計画�F公園・緑地計画�G排水計画�H供給処理計画�I公益施設計画�J宅地建築物整備構想――などについて機能面から検討し、地区整備の構成を策定、基本構想図を作成する。
　そのうえで、調査地区に適用する整備手法の組み合わせと整備時期を明らかにすることを目的に、基本構想の実現を図るための実現方策を検討する。