日本工業経済新聞社(群馬)
2018/05/29
【群馬】建設業労働災害防止協会群馬県支部が18年度通常総会を開催
建設業労働災害防止協会群馬県支部(青柳剛支部長)は23日、前橋問屋センター会館で通常総会を開催した。2017年度、県内の建設業での労働災害発生件数が2年ぶりに増加に転じたため、9月を建設業労働災害防止推進月間とし、安全パトロールや安全意識高揚に努める。
青柳支部長は「労働災害をストップさせるには、地道な安全活動の原点に帰り、安全に対する注意喚起をきめ細かく続けていくことが大事であると思います。今年度は、週休2日制を踏まえた働き方改革、生産性向上の具体的成果が求められる年度です。魅力あふれる建設業を支えるのは現場の安全から。各分会が新年度、どんな小さい事故も起こさないという強い決意で望むことを期待しています」と呼びかけた。来賓からは、藤中基之群馬労働局労働基準部長が「同支部と各分会の皆様には、私ども労働局、各地区の労働基準監督署と車の両輪として、労働災害の防止対策になお一層のご理解、ご協力をいただきたい」と話した。
18年度の事業計画では、第8次建設業労働災害防止5カ年計画の周知徹底、建設業労働災害防止規定の遵守、リスクアセスメントの確実な実施の推進、建設業労働安全衛生マネジメントシステムの導入促進などの展開を示した。