トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(神奈川)
2018/05/30

【神奈川】厚秦道・厚木地区 中津川橋の詳細設計開始

 国土交通省横浜国道事務所は厚木秦野道路・厚木地区の整備で、ルート上の中津川に架ける橋梁(中津川橋)の詳細設計を始める。橋長279bの鋼5径間連続鈑桁橋とする与条件の下、復建調査設計(横浜事務所、横浜市中区)を業務の委託先に決めた。2018年度内に成果を得て、19年度以降の工事につなげる。
 厚木秦野道路は国道246号のバイパスとして厚木市中依知〜秦野市八沢に整備する延長29・1`(2〜4車線)の自動車専用道路。起点部で首都圏中央連絡自動車道(圏央道)、ルートの途中で新東名高速道路や東名高速道路、国道246号の現道などと接続させる。
 このうち厚木地区は起点側の厚木市中依知〜飯山に位置する延長3・6`で、伊勢原地区(伊勢原市西富岡〜善波、4・8`)とともに1998年度に事業化した。両地区で総額約653億円の事業費を見積もっている。
 厚木地区では土工部を中心に2カ所のトンネル建設と渡河部(中津川、荻野川)など5カ所への橋梁架設を計画。19〜25年度の工事実施を見込む。
 今回の中津川橋の詳細設計は、厚木市中依知〜三田の渡河部に場所打ち杭基礎のラーメン式橋台2基と張出式橋脚4基を築造した後、クレーンベントなどの工法を用いて橋長279bの鋼5径間連続鈑桁(合成床版)を架設する前提で進める。作業を通じて各種図面をまとめ、施工計画を立案して工事発注の前提を整える。
 5月18日の簡易公募型競争入札(総合評価方式)に、5020万円で応札するなどした復建調査設計を業務の委託先に決定した。6月中旬をめどに契約を結び、19年3月下旬までに成果品を納めてもらう予定だ。

提供:建通新聞社