一般社団法人福井県建築組合連合会(林和夫会長)の創立60周年記念式典は25日、西川一誠県知事ら来賓多数も招き約130人が参加し盛大に開催され、節目を祝い今後の飛躍にむけて一層魅力ある組合づくりに取り組む決意を新たにした。福井市西木田2丁目の福井商工会議所で。
冒頭、林会長(第15代)が式辞し、歴代会長の人材育成面など高い功績を上げた歩みを振り返り「今後10年、20年先の飛躍と発展へは若手の頑張りが大きい」などとエールを送り、引き続き組織拡大や賃金要請、技術継承などに全力で取り組む意欲を示した。続く表彰状贈呈では、技能競技大会の福井県知事賞、県建専連会長賞、県建築組合連合会会長賞、および特別表彰(会長推薦)、組合員永年表彰、技能指導功労者表彰として各受賞者をたたえた。
来賓祝辞は西川知事をはじめ同会顧問の山本文雄県議会議長、東村新一福井市長(代理)、全国建設労働組合総連合の吉田三男中央執行委員長、中央建設国民健康保険組合の村上雄一理事長が述べ、建築工事業界今後いっそうの発展を祈念した。式典後の祝賀会は、アトラクションも披露され、なごやかな雰囲気のなか歓談の輪が広がった。
同連合会の歴代会長は初代が高橋俊太郎氏(昭和32〜39年)、2代下埜新松氏(40〜41年)、3代清水文吉氏(42〜46年)、4代中橋安雄氏(47〜50年)、5代中山気一氏(51〜55年)、6代森庄吉氏(55〜60年)、7代岩本高治郎氏(61〜平成元年)、8代北島千里氏(2〜5年)、9代大嶋一夫氏(6〜9年)、10代石谷武洋氏(10〜13年)、11代山内喜代治氏(14〜19年)、12代橋本潔氏(20〜21年)、竹田潔延氏(22〜25年)、14代藤田満雄氏(26〜27年)が務めている。
なお式典に先立つ18年度通常総会において林会長(68)を2期目再任し、企画、教宣、厚生、技対の各委員会における事業内容も決定。組織拡大へ3カ年で組合員数3000人(現在2575人)を目標に掲げた。
創立60周年表彰者(敬称略)
■技能競技大会表彰3人
県知事賞 前田宏志 上志比組合
県建専連会長賞 永山堅介 勝山組合
県建築組合連合会会長賞 丸山嵩 勝山組合
■技能指導功労者表彰5人
野坂京治郎 福井組合 中弥実 福井組合
松井登 勝山組合 稲井田重信 清水組合
岩崎辰之 敦賀組合
■組合員永年表彰11人
豊岡謙司 川西組合 長谷川雄幸 三国組合
山崎長市 芦原組合 田中健一 永平寺組
上田哲尋 清水組合 前田正一 武生組合
山口末則 武生組合 佐藤辰男 武生組合
福田実 今立組合 西野義秋 鯖江西組合
岡部正 敦賀組合
■特別表彰(会長推薦者)51人