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北陸工業新聞社
2018/05/28

【石川】石川県ニューレスプ協会が設立/吹付のり面補修工法普及へ/総会開く/会長に風尚樹氏(風組) 

 老朽化した吹付のり面の補修・補強工法「ニューレスプ工法」の普及拡大を目指す石川県ニューレスプ協会(会員数12社)の設立総会が25日、金沢市大手町のKKRホテル金沢で開かれた。
 総会では、設立総会代表の川上宏治日特建設北陸支店事業部営業部長が「新潟や富山では国土交通省がニューレスプ工法を特記仕様書に載せた工事をすでに発注している。新潟では地道な協会活動で、県の方も発注に漕ぎ着けそうな手ごたえを感じている。石川でも今後、コンサル会社や建設業者に働き掛け、工事が増えていくことを期待している」とあいさつ。議案では会則や役員選出、18年度の事業計画・収支予算を審議し、承認した。
 会長に就任した風組の風尚樹代表取締役社長は、「斜面保護対策は県民の安全安心を守るために必要不可欠な事業。会員一同で技術の研さんに励み、工法のさらなる普及を目指し頑張っていきたい」と抱負を述べた。
 事業計画によると、8月と来年2月に発注者およびコンサル会社へのPR活動、3月に技術説明会の開催を予定する。
 ニューレスプ工法は、既設モルタル・コンクリート吹付のり面を、はつり取らずに有機繊維補強モルタルで耐久性を向上させるもの。通常より工事の安全性が向上し、産業廃棄物処分も削減。環境に優しい工法として、16年に第18回国土技術開発賞「創意開発技術賞」を受賞した。北陸では15年秋に新潟県、昨年に福井県、富山県で協会が発足している。
 会長以外の役員は次の通り(敬称略)。
 ▽副会長 勝二康邦(勝二建設代表取締役社長)▽理事 坂本要二(北川緑化工業取締役副社長) 林雅文(日特建設金沢営業所長)▽監事 小田徹(竹腰永井建設代表取締役社長)
 なお、役員を除く会員は次の各社。大河組、興信工業、加南土木、五大工業、里谷組、摩郷、リターングリーン

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