国土交通省岡山国道事務所は、一般国道2号「玉島・笠岡道路」のU期整備に関連して、(仮称)鴨方インターチェンジに建設する橋梁2基の下部工事を6月中には発注する。
都市計画道路西六線(岡山県または浅口市が今後整備する予定)と鳩岡川を跨ぐ橋梁で、玉島・笠岡道路の本線と、本線から鴨方里庄インターチェンジ線に下りるためのランプ(側道)に1橋ずつ架橋する。
今回の下部工事では、本線の橋台1基と側道の橋台2基を建設する。構造は鉄筋コンクリート。地盤が軟弱のため、橋台設置には本線側で鋼管ソイルセメント杭(口径1500_・18本)、側道側で場所打ち杭(口径1000_・20本)も必要となる。工期は12カ月間。
本線の橋梁は橋長46bの鋼単純合成少数I桁橋(1径間の予定)、側道は橋長13bのPC単純プレテンション中空床版橋。場所は浅口市鴨方町六条院西。
設計は総合技術コンサルタント(東京都千代田区)が担当した。
玉島・笠岡道路は地域高規格道路倉敷福山道路(延長約55`)の一部を構成する自動車専用道路で、整備延長は、起点・倉敷市玉島阿賀崎〜終点・笠岡市西大島新田までの13・9`。このうち起点から浅口市金光町佐方までの4・5`区間(T期)では暫定2車線で2015年3月から供用を開始している。
U期整備(延長9・4`)には12年度から用地買収や工事に着手しており、18年3月末現在の事業進捗率は約17%、用地進捗率は約89%となっている。
U期の全体事業費は529億円。18年度事業費は25億5000万円で、このうち12億6666万円を岡山県が負担する。
「提供:建通新聞社」