東京都建設局は「大会関係者輸送関連施設詳細設計」を中央コンサルタンツ(新宿区)に委託した。東京2020大会の輸送関連施設として、築地市場跡地にバスや乗用車の管理運営施設(デポ)を整備するため、市場移転と解体工事をにらみながら、施設整備の詳細設計を2019年2月末までにまとめる。早ければ18年度中に工事に着手する。
デポは豊洲市場移転後の築地市場跡地に整備する。約15fの敷地に、大会期間中に関係者を競技会場や宿泊施設などに輸送するためのバスや乗用車の駐車場を配置する他、ドライバーの食堂、チェックインカウンター、給油施設などを整備する。
10月の市場移転後、築地市場の解体や環状第2号線の暫定整備などの工事が一斉にスタートするため、多くの工事が同時に行われることを前提に、現場特性や交通状況を踏まえた駐車マスや車路、諸施設の配置に関する施工計画を固め、工事発注に向けた仕様などを定める。
19年3月ごろ工事に着手し、20年3月末までに完成させる考え。
提供:建通新聞社