名古屋市観光文化交流局は、金シャチ横丁の第2期整備に向けて整備計画策定に着手する。計画策定業務は8月ごろまでに委託する方針だ。本年度業務で、事業採算性や市民ニーズなどを把握し、19年度以降の検討具体化に備える考え。
第2期整備計画地は、同横丁義直ゾーン(正門側)の東側隣接地で、現在は仮設店舗によるビアガーデンが営業されている箇所に当たる。面積は約4100平方b。名古屋の文化を体験できる施設の整備を想定。芝居小屋や催しなどを開ける多目的ホールを備える他、名古屋城の金シャチや収蔵品、山車などを展示・活用するなど、観光ガイダンス機能や名古屋を盛り立てる機能を配置することで、観光客の周遊性を向上させ、義直ゾーンとの相乗効果が期待できる施設を検討している。
同エリアは風致地区の指定で、建ぺい率30%、容積率200%。延べ床面積2000平方b程度の施設整備が可能だ。
第1期整備では、16年度に事業提案募集が行われ、今年3月に義直ゾーンと宗春ゾーン(東門側)が開業している。
提供:建通新聞社