新香川県立体育館基本・実施設計業務の設計者を決める公開プレゼンテーションが5月22日、県庁で行われた。1次審査通過者5者が外部有識者による評価委員会(松隈洋委員長他8人の委員で構成)や、一般来場者約120人を前に、新体育館のコンセプトとテーマの他、デザイン、構造計画や屋根構造などについて模型やモニターを使い具体的な提案を行った。公園のようなデザインの体育館や、世界最大軽量でカーボンファイバーを部材とするドームなどの独創的な提案が行われた。
プレゼンテーションに臨んだのは▽SANAA事務所(東京都江東区)▽SUEP(東京都世田谷区)▽日建・タカネ設計共同企業体(代表・日建設計大阪オフィス、大阪市中央区)▽坂茂建築設計・松田平田設計共同企業体(代表・松田平田設計、東京都港区)▽藤本壮介建築設計事務所(東京都新宿区)―の5者。4月4〜10日まで1次提案書を32者が提出し5者が1次審査を通過。今後、6月上旬に最優秀者の特定と結果を通知する。
新県立体育館は基本計画によると、延べ床面積3万平方b。2018〜20年度で基本・実施設計、20年度に工事発注手続き開始し21〜23年度で工事を進め、23年度内に新県立体育館を開設する。建築コストは170〜190億円が見込まれる。
提供:建通新聞社