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建通新聞社(神奈川)
2018/05/25

【神奈川】相模原市 美術館アドバイザリー業務を日本総研で

 相模原市は、アートラボはしもとを再整備する「(仮称)美術館(橋本)整備事業」で、官民連携アドバイザリー業務の委託候補業者に日本総合研究所(東京都品川区)を選定した。
 美術館(橋本)は、市が掲げるPPP/PFI手法導入優先的検討方針に基づき、民活の導入を検討。今回のアドバイザリー業務は財政負担の軽減と民間ノウハウの導入を実現するため、事業者の選定や契約締結の支援などを行う。事業スキームは市有地を活用した事業用定期借地権方式を基本とし、その他の事業条件を詳細化する。
 アートラボはしもとの所在地は、緑区大山町1ノ43。新施設は同敷地(3660平方b)と隣接する公園用地(1300平方b)を利用して建て替え、機能を継承・拡充する。
 建築可能な延べ床面積は最大で約1万1000平方b。美術館部分の面積は、既存施設と同規模(鉄骨造2階建て延べ1772平方b)程度を想定。
 2017年8月に実施したサウンディング型市場調査の事前説明会では、想定スケジュールとして、19年度にコンペを実施して事業者を選定、20〜21年度に施設の設計・施工、既存建物を除却し、22年4月の開館を目指すとしている。
 市では16年度に「相模原市美術館基本構想」をまとめ、橋本駅に近いアートラボはしもとを再整備する美術館(橋本)と、米軍基地相模総合補給廠返還地内に新設を見込む美術館(相模原)との2館体制の推進を打ち出していた。

提供:建通新聞社